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2008年12月 4日 (木)

よんだ本のおぼえ── 筒井 康隆 『小説のゆくえ』中公文庫

     筒井 康隆 つつい やすたかの雑文集『小説のゆくえ』中公文庫をひと月ほどまえによんだ。感想はさておき、この本のおもなあらましそのほかだけのべる。
     基本的な書誌データはつぎの1らんのとおり。

 

おもな書誌データ
書名小説のゆくえ
著者ツツイ ヤスタカ
解説者青山真治
発行日2006.3.25(土)初版 発行
ページ数381
ISBN4-12-204666-1
ほか文庫判、中公文庫 つ-6-23
定価686円(消費税 べつ)
カバーデザイン中央公論新社デザイン室
本文・カバー印刷三晃印刷
製本小泉製本
発行者早川 準一
発行所中央公論新社

 

     巻末に「『小説のゆくえ』 二〇〇三年三月 中央公論新社刊」とある。
     この本に小説はない。随筆、解説文、論文、評言など、いわゆる雑文ばかりからなる。全部で100の文がおさめられている。それらをつぎの1らんにしめす。
     この本は全部でⅠ~Ⅸの9章にわかれている。その章だても1らんにしめす。みわけやすさをかんがえて章題はべつのいろでしめす。

 

ツツイ ヤスタカ 『小説のゆくえ』中公文庫におさめられた文(掲載順に)
掲載順初出ほか
いつどこ に
Ⅰ 現代世界と文学のゆくえ
1世界から文学へ 文学から世界へ2001年11月『21世紀 文学の創造①』岩波書店
2現代世界と文学のゆくえ2001年11月『21世紀 文学の創造①』岩波書店
3方法の前史、検証・論考2001年12月『21世紀 文学の創造③』岩波書店
4超虚構性からメタフィクションへ2001年12月『21世紀 文学の創造③』岩波書店
5「21世紀 文学の創造」編集のことば「21世紀 文学の創造」パンフレット
6感情移入と小説1993年6月23日(水)ツツイウィークリー(ASAHIネット)
7文学的スノッブについて1993年7月7(水)ツツイウィークリー(ASAHIネット)
8「文学の面白さ」の基本に立って1998年10月15(木)週刊文春
9マニアックであることを恐れるな2000年5月SFJapan
Ⅱ 表現の自由に関する断章
10「炭坑のカナリヤ」としての抗議1993年8月18日(水)ツツイウィークリー(ASAHIネット)
11日本てんかん協会会長 鈴木勇二様 お答えと要望1994年12月『筒井康隆「断筆」をめぐる大論争』創出版
12日本てんかん協会会長 鈴木勇二様 お答え1994年12月『筒井康隆「断筆」をめぐる大論争』創出版
13断筆を解き、作品を発表します1997年2月文學界
14覚書1997年2月文學界
15『エンガッツィオ司令塔』あとがき2000年3月『エンガッツィオ司令塔』文藝春秋
16なさけない、身勝手な、品性のない「報道規制」2001年2月16日(金)FRIDAY
17表現の自由に関する断章2001年8月新潮
Ⅲ 予想がつかぬ意外性
18『樹の上の草魚』推薦文1994年2月薄井ゆうじ『樹の上の草魚』(講談社)第二刷帯
19『風雲ジャズ帖の逆襲』推薦文1995年9月山下洋輔『風雲ジャズ帖の逆襲』(東京書籍)帯
20『ダモレスク幻想』推薦文1996年6月高井信『ダモレスク幻想』(芸術出版社)帯
掲載順いつどこ にほか
初出
いつどこ に
21『家族狂』推薦文1997年2月中村うさぎ『家族狂』(角川書店)帯
22あなたの名はあなた1997年6月クレア
23再び「あなたの名はあなた」1998年12月柳美里『グリーンベンチ』角川文庫
24『科学の終焉』監修者序文1997年10月ジョン ホーガン『科学の終焉』徳間書店
25『続科学の終焉』監修者序文2000年4月ジョン ホーガン『続科学の終焉』徳間書店
26『世界の涯ての弓』推薦文1998年8月林巧『世界の涯ての弓』講談社
27現代的でポップな老人文学・畸人伝1998年9月
28はじめて「ユング」の世界がわかった──ユング心理学入門1998年12月講談社編『河合隼雄を読む』講談社
29センスオブワンダーな哲学の物語1998年12月竹内薫・SNAMI『シュレディンガーの哲学する猫』(徳間書店)帯
30予想がつかぬ意外性──星新一『疑惑』について1999年1月小説新潮
31『虚空王の秘宝』の世界1999年2月半村良『虚空王の秘宝 下』徳間文庫
32小林信彦『おかしな男 渥美清』2000年6月1日(木)週刊文春
33『イフからの手紙』推薦文2000年9月湯川薫『イフからの手紙』(トクマノベルズ)カバー
34『異形家の食卓』推薦文2000年10月田中啓文『異形家の食卓』(集英社)帯
35『夫婦茶碗』解説2001年5月町田康『夫婦茶碗』新潮文庫
36『神の系譜Ⅰ 竜の封印』推薦文2000年4月西風隆介『神の系譜Ⅰ 竜の封印』(トクマノベルズ)カバー
37『透明な方舟』推薦文2001年9月薄井ゆうじ『透明な方舟』(光文社文庫)帯
Ⅳ すぐそこにある豊饒
38「音の擬」に共感──第九回三島由紀夫賞選評1996年7月新潮
39すぐそこにある豊饒──第十回三島由紀夫賞選評1997年7月新潮
40甘美なる胎内めぐり──第十一回三島由紀夫賞選評1998年7月新潮
掲載順いつどこ にほか
初出
いつどこ に
41現代思想と文学──第十二回三島由紀夫賞選評1999年7月新潮
42若さと気負いに好感──第十三回三島由紀夫賞選評2000年7月新潮
43前景化ということ──第十四回三島由紀夫賞選評2001年7月新潮
44「にぎやかな湾に背負われた船」を推す──第十五回三島由紀夫賞選評2002年7月新潮
45几帳面さということ──第三十四回谷崎潤一郎賞選評1998年11月中央公論
46恋愛小説というもの──第三十五回谷崎潤一郎賞選評中央公論1999年11月
47偶数の選考委員──第三十六回谷崎潤一郎賞選評2000年11月中央公論
48情緒纏綿たる透明感──第三十七回谷崎潤一郎賞選評2001年11月中央公論
49町田康『くっすん大黒』を推す──第七回Bunkamuraドゥマゴ文学賞選評1997年10月『ドゥマゴ通信』No.42
Ⅴ 時代を見る眼と通時性
50灰谷健次郎のガールフレンド1997年7月小説新潮臨時増刊 灰谷健次郎まるごと一冊
51「山藤章二の戯画ていめんと」推薦文1997年12月「山藤章二の戯画ていめんと ブラック・アングル76~96」帯
52星新一と共に四十年小説新潮1998年3月
53「郵便少年・横尾忠則展」開催おめでとうございます1999年4月「郵便少年・横尾忠則展」出展はがき
54達人が選んだ「もう一度読みたい」一冊──田河水泡「ミスター・チャンチャラ」2001年8月文藝春秋
55おれがハマった極上ミステリー2001年9月GQ Japan
56時代を見る眼と通時性2002年4月横山隆一『「百馬鹿」傑作選』実業之日本社
57半ちゃん2002年12月オール讀物
Ⅵ 「悪魔の辞典」新訳の悪夢
58問題小説の三十年1998年3月問題小説
59『文学部唯野教授』同時代ライブラリー版によせて1992年3月『文学部唯野教授』同時代ライブラリー
60『文学部唯野教授』現代文庫版によせて2000年1月『文学部唯野教授』岩波現代文庫
掲載順いつどこ にほか
初出
いつどこ に
61唯野教授は最初の単行本で1999年10月「岩波現代文庫」パンフレット
62歳をとってしまうと書けない小説1998年1月『敵』(新潮社)帯
63さまざまな道中記
64読売文学賞受賞の言葉──「わたしのグランパ」2000年2月「第五十一回読売文学賞」パンフレット
65ながい時間をかけて書いたため──「愛のひだりがわ」2002年1月27日(日)朝日新聞
66『わかもとの知恵』まえがき2001年8月『わかもとの知恵』金の星社
67『わかもとの知恵』あとがき2001年8月『わかもとの知恵』金の星社
68自分のことば2000年12月14日(木)夕刊朝日新聞
69『悪魔の辞典』について2002年10月『筒井版 悪魔の辞典〈完全補注〉』講談社
70『筒井版 悪魔の辞典』訳者あとがき2002年10月『筒井版 悪魔の辞典〈完全補注〉』講談社
71「悪魔の辞典」新訳の悪夢2003年1月文藝春秋
Ⅶ 約1トンのコーヒー
72私の週間食卓日記1997年9月4日(木)週刊新潮
73約1トンのコーヒー2000年12月別冊サライ
74鮎の骨2001年6月18日(月)日本経済新聞
75狂牛肉の酸鼻歌2002年3月文藝春秋
Ⅷ 筒井家覚書
76筒井家覚書1993年8月25日(水)、1993年9月1日(水)「ツツイウィークリー」ASAHIネット
77めぐり会えたもの1997年7月文藝春秋
78オテル・リッツ1997年9月『想い出のホテル』Bunkamura
79震災で気づいた無駄1998年1月ニュース東京の下水道
80趣味をプロ級まで磨き逆境に備えよ1998年8月1日(土)週刊現代
掲載順いつどこ にほか
初出
いつどこ に
81梅新・大月楽器店1998年10月22日(木)週刊新潮
82ネット内にはいろんな人がいてもよい1994年1月29日(土)ツツイウィークリー(ASAHIネット)
83ネット狂詩曲1998年9月~1999年3月G‐Search World
84紙と日本人2000年5月文藝春秋
85気の早い楽しみ2000年12月文藝春秋
86若者グループと乱闘、死亡2000年12月『私の死亡記事』文藝春秋
87自照する顔2001年1月新潮
88読み、語り、聞かせること2001年1月別冊太陽 読み語り絵本100
89伝奇小説、SFにも登場する謎の人物──古寺巡礼2001年3月3日(土)週刊現代
90春の小川は2002年7月オール讀物
Ⅸ 映像化された哲学的思考
91すべてを絵に語らせよ1998年5月芸術新潮
92OSKの『ジャズ小説』1998年3月「ニューオーリンズの賑わい」プログラム
93言語の自主規制1998年6月『ト書き』17
94国立劇場での「俄」1998年10月『ト書き』18
95劇作家文士劇の提案1998年12月『ト書き』19
96劇作家文士劇の続き1999年3月『ト書き』20
97「俄」の上演に関して1999年10月『ト書き』22
9820世紀不滅の映像遺産2001年1月『テレパル』1号
99映像化された哲学的思考2001年4月「2001年宇宙の旅 新世紀特別版」パンフレット
100チャン・イーモウの求心性 『キープ・クール』のユーモア2002年10月『キープ・クール』プログラム
解説 拝啓ミヤギ社長殿青山真治
掲載順いつどこ にほか
初出

 

    「初出不明」と冒頭にかいてある。 おしまい 

 

 

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